本来、吸排気バルブに求められる性能。
耐熱性や耐摩耗性はもちろんの事、実は他にも軽視できないのが軽さである。
カムシャフトのプロフィールやリテーナー&タペットの重量、使用するバルブスプリングレートの
組み合わせによりバルブに求められる性能は如何様にも変わって来ます。
殊にビッグバルブにおいてはオーバーラップ時のタイミング自由度があるフェイス径もさながら、
軽さこそは最重要であり、軽さイコールバウンス防止効果を得られると言う利点に繋がります。
バルブ材質に適切なSUH35材から生産
IN φ37.5(ノーマルφ36から1.5mmオーバーサイズ)
EX φ31(ノーマルφ30から1mmオーバーサイズ)
要所にのみステライト溶射しており重要部位の硬度を向上
現行のほとんどの機種が採用している5.5mmステム。
バルブ単体重量の軽量化だけではなくポート内のフロー効果も向上。
SCM440M鋼から削り出し後、ガス軟窒化処理。高硬度ながらも靭性のある軽量なリテーナー。Z系のインナーシムタペット&バルブスプリングが使用可能。
使用するタペットシムはZRX1200やTL1000の純正のため、豊富なサイズがメーカーに在庫あり。
左から「Z系アウターシム」「Z系インナーシム」「ZRX1200 TL1000シム」
バルブガイド材質は硬質な鋳鉄材で異なる外径の4種類在庫が常時あり
高強度材のバルブシートリングはブランク品で常時在庫あり