内燃機加工の少し先(その3)
こんばんは、ディンクスの中村です。
またまた更新が大幅に遅れて申し訳ありません・・・
わかっちゃ~ いるんですけどね (;^ ^A
なにせ二足 三足の草鞋を履く身ゆえに、後へ後へとズルズルしております事
お許し頂ければと思います <(_ _)>
内燃機加工専門の部門が立ち上がって日々気付かされてるのですが、とにかく
【専門職】である色が濃く、改めて「餅は餅屋」の言葉を痛切に感じてます。
この道一筋で、専門で取り組んでいるからこそ可能な技術水準と言うのがあり
それは才能もさながら、経験年数も大事な条件。
いくら凄い部品があっても、いくらそれなりの設備が備わっていようとも
結局は【本物の技術者ありき】で、そこが仕上がりの精度を決めます。
見よう見まねの内燃機加工で出来るのは限られた範囲だけと言えるでしょう。
そんな内燃機加工の業界。
どんな業界でも同じだと思いますが、若手の人口が減少し続けている・・・
脱炭素社会に向かっている最中でありながらも、ガソリンエンジン車への
情熱は絶えず、二輪も四輪も旧車と呼ばれるジャンルは盛り上がっています。
旧車ですから、当然の事ながらエンジンのオーバーホールは不可欠であり
自ずと内燃機加工業界は忙しくなる・・・
ところが 現場技術者達の高齢化の波は既に内燃機加工の業界で進んでおり
更に悪い事に若手が減っていると言う、悪循環に苛まれているんです。
時代と共に目まぐるしく変化した雇用環境ですが製造業の現場では就労時間が
不足して生産性の低下は否めないと何件か聞いています。
やり方一つで効率良くなるのではと言う意見もあると思いますが、実態として
多くの現場が時間と戦っている・・・
それが大多数でしょう。
内燃機加工の業界とて同じ・・・
簡単に作業速度を上げられる楽チンな方法なんて、まず ありませんからね。
ディンクスでは毎日 数多くの加工依頼物が入っては納品されを繰り返してます。
内燃機加工業界の需給ギャップは年々広がっている・・・
確信的にそう感じます。
加熱する旧車ブームからのエンジンオーバーホール事情に対し、内燃機加工の
現場における技術者の高齢化引退が更なる需給ギャップの拡大に繋がってると
直感的に思いました。
脱炭素化に向かう社会なのに、毎日少しづつ業務が増えて行くなんて・・・
本当は逆なはずですよね。
皮肉にも、内燃機加工の業界に未来のポテンシャルを感じているんですから。
次の担い手を育てる・・・
これが出来るか 出来ないかで、今後が決まると言っても過言ではありません。
ディンクスはこのテーマを大事にし、進んで行きたいと思います。
(その4)に続く