内燃機加工の少し先(その2)
こんばんは、ディンクスの中村です。
またご無沙汰になってしまいましたが、前回に引き続き「内燃機加工の少し先」
(その2)を、やっとこさ書き始めました ( ̄▽ ̄;)
多少の根拠はあれども、完全に個人的な見解である事を踏まえて捉えて下さい。
燃焼エンジンから排出される炭素を無くそうと先進各国が取り組んでいるのは
ご承知の通り。
急ピッチでEV化が進んでいるのも誰もが知る事です。
にも拘わらず、ディンクスでは二輪・四輪を問わずエンジン部品が入れ替わり
立ち代わり、入っては出してを延々繰り返しております。
脱炭素化を目指す社会の流れであるはずなのに、この現実。
大量に入荷して来るシリンダーやヘッド、クランクなどを見て少々違和感すら
憶えているほどでして・・・
世界の定着需要目安として「市場全体の16%以上に普及」と言う指標値が
あるらしいんですが
今現在EVは10%前後のままで伸び悩み、膠着状態にあると聞きました。
大量の炭素を放出する火力で発電した電気をEVに給電して「脱炭素化」と
唱える ”矛盾” は、もう多くの人達の知るところだと思います。
日本の火力発電技術は高く 炭素排出量が少ない事で知られてるらしいのですが
それでも日本中の自動車やバイクが排出してるガスの量と同等の炭素を発生して
いるとの事なので、結局 矛先が変わっただけなんですよね・・・
再生可能エネルギーが発電シェアの大半を占める様になるまで、あるいは・・・
地震大国であっても危険覚悟で原発に依存するのか・・・
日本に限っては これらの難題を解決できない以上、本当の意味での脱炭素社会を
実現する事はできないんだと思います。
で、 内燃機加工の話に戻りますが
排気ガスの炭素濃度そのものを抑える事に、実は内燃機加工が貢献できると。
エンジンオーバーホール時に必須となる内燃機加工の精度を徹底的に向上させる。
これにより【完全燃焼】は促されます。
より完全燃焼させられるから【出力】も上がって【燃費】まで向上する。
確かに炭素排出ゼロではないですが、ガソリンエンジン車が数多く走っている
現在においては意外に重要な要素だと思うんですよね。
特に2000以前に生産されたバイクや車においては「技アリ!」でしょう。
日本全国?・・・ いや、世界中か?
何万 何十万台という台数単位でイメージしたら、それら一台一台のエンジンが
より完全燃焼化に向かう事で 合計値として凄い効果に繋がると思うんです。
なんたって、世界中が旧車ブームですから・・・ (;^_^A
(その3)に続く